もしどうしても親御さんから、
抱きしめてもらったり、
授業参観に来てもらったり、
一緒にお出掛けたりしたり…
自分の望む形で愛されたかった、
そうでないと満たされない(愛を感じられない)という思いがあるならば…
①他の人・物に一旦満たしてもらう
依存するわけではなく施術の一環として。
潜在意識は登場人物の区別がつかなかったりします。
抱きしめてもらうのは親御さんでなくても本当は大丈夫。
心理学のワークでもありますが、
どなたかに協力頂いて、
目一杯望む形で抱きしめてもらったり、
欲しかった状況のシチュエーションをリアル演技するのもありです。
ホドロフスキー(映画界の鬼才&タロット研究者)のサイコマジックなんかもそんな感じですね。
少し話が脱線しますが、
怒りなどの感情も有効で。
虐待などのどうしようもない憎しみや怒りなども、
安全な場所で思い切りカボチャだのスイカだの、
気の済むまで叩き割ることだって心理的には癒しになります。
それくらい「我慢」は毒なんですね。
②手紙を書く
「お父さんへ」
「授業参観の日、本当は仕事に行ってほしくなかったよ」
「いつもお父さんもお母さんもいなくて寂しかった」
「だからずっと楽しみにしてたんだよ」
「困らせると思って言わなかったけど本当は凄く悲しかった」
実際にご両親に伝えても伝えなくても、
気持ちを正直に吐き出していくことはとても効果的です。
手紙でなくて口頭もOK。
お相手を想定して目の前で、心のまま話す感じ。
ちなみに私はもう十数年前ですが、
アダルトチルドレンを脱却していく取り組みの中で、
ずっと疎遠だった父へ唐突に電話をし、
「お父さん、私のこと好き??」と、
これまた唐突に聞いてみたのでした(笑)
父は昔の日本人男性らしく感情表現が乏しく…
そりゃ仕事を頑張ってきてくれていたのだから、
勿論愛されていたのですが…
幼い私には、
笑顔を向けられたり、
褒めてもらったり、
一緒に遊んだりという、
分かりやすい形でしか、
愛情を感じることが出来なかったんです。
母も父の悪口をずっと私に言っていたので。
当時の私は、
男性を信じられないし、
縁遠い人ばかり好きになって、
片想いを長く続けたり、
好きになっても、
不安や自己卑下から、
感情を爆発させて相手を困らせたりして…
とにかく恋愛が何年もずっとずっと上手くいかず、
性も根も尽き果てた状態で、
そんな自分も人生もとことん嫌になって、
そしてどうしてもそれを変えたかったので、
「恥ずかしい」とか「今更」とか、
そんな思いもそっちのけで、
連絡を取りました。
返ってきた答えは、
電話の向こうで苦笑い、
そして照れくさそうに「好きだよ」
「私が大事?」
「当たり前じゃないか」と。
そこから私達なりに和解してきて、
私も自分以外の人を理解するということを、
何年もかけてやっと学べたのでした。
私の父との関係に関しては今のところ、
ハッピーエンドではありますが…
これが和解に至らなくても、
本音を正直に認めて吐き出していくことは、
非常に効果的で大切です。
(悲しいけど、
優しさが欠落していたり、
精神性が未成熟だったり、
そういう人に愛を求めるのは、
無いものねだりだったりもするから…
残念だけど諦めないとならない場合も有)
宇宙の無条件の愛と同時に、
どうしても納得がいかない思いへの対処法を。
親からもらえなかったものも、
経験したことがないことも、
手に入れていくことが出来るから。
それぞれの人生の軌跡、
癒しや成長の進度に合わせ、
引き続きセッションをさせて頂きますね。
皆様のご多幸を心からお祈りしています✨